GUMKA工房記

GUMKAミニチュアの備忘録を兼ねた日常記です。

岐阜県大垣市郊外にて

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先週、バイクを見に岐阜県大垣市へ行ったときのこと。

名神高速の大垣ICを降りて一般道へ。
私の車にはナビが付いていないので、目的地までは、
地図サイトからプリントアウトしたルート図と番地が頼り。

事前に「回りは田んぼだらけ」とは聞いていたが、
大垣市の郊外は、どこも写真のような風景。

そろそろ、この辺なんだけど?という場所で周囲を見回すと、
折良く、農作業に勤しむお爺さんが。ちょっと聞いてみるか、と

「すいません、この辺で、中古バイクや部品の卸屋さんの●●●ってありませんか?」

お爺さん、手を休めて、こっちを見て

「それ、何て読むの?」「え?」
「あんたの車のナンバーの漢字、何て読むの?」
「ああ、ナラシノです」
「おお、習志野か。茨城から来たの?」
習志野は千葉県ですよ」

「ああ、千葉か。ごめん、ごめん、そうだ、落下傘部隊のある習志野だな。
俺、よく知ってんだろう?実はさぁ、友達のサトウっていんだけど、
そいつの真ん中の娘が、その落下傘部隊の隊員と結婚してんのよ。
エリートなんだって?自衛隊の落下傘部隊。でも、サトウの娘、
看護婦で旦那より給料、高いんだってさ。旦那、頭が上がんないんだと。
奥さんより給料安いエリート部隊って、笑っちゃうな、ははは、」

適当に相づちをうって、聞いていたが、こんな調子で止まらない。

「あの、お爺さん、中古バイクの…」

「んで、別の友達のナガシマんとこの息子は、飲み屋の女に入れ込んで、
その女ってーのが…」

この普通の妻子ある会社員(38歳)が、21歳のキャバ嬢と仲良くなって、
結局、彼女のお母さん(43歳)と駆け落ちする話は、
なかなか、おもしろかったのですが、
イカン、イカン、こんな話術に引き込まれては!

「えーっと、私、バイクの…」

「おう、そうだよ、見てよ、今年は良いコメができたよ。
この前、台風が来たろ?あれで…」

10分以上、話しを聞かされる。
こっちから尋ねた手前、なかなか立ち去れない。
丁度、そこへ先方から携帯に電話あり。
どの辺にいるのか聞かれたので、

「お爺さん、ここって、場所でいうと、どの辺り?」

と尋ねると、

「あんたの行きたい会社、ここ真っ直ぐ行って、
一つめの信号を右折して、しばらく行ったとこだよ、
だから、もう、すぐ着くって、言っとけば?」

おい!知ってて、引き留めていたのか、お前は!

何とか解放され、無事に到着。遅れた顛末を説明すると

「災難でしたね。この辺、普段、人なんか来ないから、
老人は話しだしたら、止まんないんですよ。
忙しいときとか、困るんですよね」

うん、まあ、わからいではないけど…