GUMKA工房記

GUMKAミニチュアの備忘録を兼ねた日常記です。

なんか仕事ない?

三年前の年末、模型材料の買い出しに郊外の大型ホームセンターへ行ったら、
試作品製作会社に勤務するT山さんと久々にバッタリ。

開口一声、「なんか仕事ない?」と来たので、
話しを聞くと5月で会社を辞めて、現在、求職中だそう。

「それなら、今の仕事を助けてよ、オーバーワーク気味なんだよ」

本人も身を乗り出してきたので、苦戦中の仕事を説明すると、

「あ~、その仕事は大変そうだから勘弁。他はないの?」

「●●事務所の仕事?担当は誰?え~H田?!オレ、アイツ嫌いなんだよね、
 蘊蓄ばっか語るから。アイツと組む仕事は一生、やらないって決めたんだよ」

「3Dスキャン用の原型?その手は精度やら仕様やら厳しいからな。辛いな」

万事が、この調子で何も引き受けない。

「今、紹介してくれた仕事さぁ、全部、オレのサラリーマン時代と同じだよ。
 もう原型や試作を手間賃幾らとかで作るのは飽きたんだよ。もっと大きくて、
 儲かる仕事、ないのかな?」

世間知らずで、自分の能力を過信し、未来に期待を抱く10代や20代の人ならともかく、
40代も半ばを過ぎ、社会に揉まれた年齢で、こういう事が言える人は、
ある意味では羨ましい。が、そうなりたいとは絶対に思わない。

前職の疲れや求職中の心の迷いからの発言であると信じたいが、
本心ならば、ちょっと痛々しい。

一応、メアドは交換したけど、結局、連絡することはなかった。

ただ、T山さんの態度を見たおかげで、俄然、仕事をやる気になったので、
久々の出会いは損ではなかった、ということで。