GUMKA工房記

GUMKAミニチュアの備忘録を兼ねた日常記です。

「私、美人なんですけど…」

久々に歯が痛くなったので、歯科医へ。
新松戸~南流山エリアは、なぜか歯科医院だけは沢山あり、激戦区。
御蔭で、どこの医院も親切・丁寧です。

何事にも、ある程度の競争原理は必要だと思います。
あ、もちろん安ければ何でもいいとは思いませんけど…

診察を受けながら、まだ模型店時代に、
歯科医の方から伺った話を思い出しました。



千葉県某駅付近で歯科医院を開業したところ、
運良く街がマンション銀座と言われるほどに発展し、
患者さんも、どんどん増えていきました。

そうなると困るのが予約が取れなくなること。

その日、午前中の診療を終え、夕方からの診療まで休診となりました。
受付の女性や助手も外に行き、医院には彼一人に。

そこに一本の電話が…

電話の声は若い女性で、歯が痛くて、朝一番に電話したら、
受付スタッフから「今日は予約が一杯」と言われた。

でも、もう我慢できない。目の前のマンションの住民なんで、
近所のよしみで何とかならないか… 

とりあえず市販の鎮痛剤を飲んで、明日まで我慢できない?と、
彼は女性を宥めますが、彼女は、すぐ何とかして欲しい、
痛くてたまらない、ばかり。

仕方なく、その日の最後の予約が終わった後ならどうですか?
と言おうとしたら、いきなり

「私、美人なんですけど…」

えっ?

彼が一瞬、怯むと、美人ですよ、嘘じゃありません、と言い張ったそうです。

彼も彼で、女性の気迫と美人見たさに、

「じゃ、近所のよしみで(嘘)、すぐ来れるなら、診察してあげます」

5分後、来た女性は、当時、人気のあった山田優似のモデル体型の美人。
本人も意識しているようで、化粧や髪型も真似ていたそうです。

とりあえず診察を受けるための嘘ではなかったようです。

結局、酷い虫歯だったので、40分ほど治療。
お会計をし、診察券を作りがてら、

「さっきの”美人です”、には参ったよ~、新しい手口だね~」

「結構、使えるんですよ、このフレーズ、
お財布忘れて駅前の焼鳥屋さんで飲んだときも、
チャラにしてもらえましたよ~」

どうやら常習犯のようです。

看板に偽りなしだから、まだ許せるものの、
幾つになっても男は馬鹿で、美人は得みたいです。