GUMKA工房記

GUMKAミニチュアの備忘録を兼ねた日常記です。

左側がユルいですよ


4年前、愛車のフォード・フォーカスが8年目になって次回の車検をどうしようか悩んでいました。

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そんなとき仕事仲間から耳寄りな話が…「今年秋にBMWの1シリーズがフルモデル・チェンジするので、某正規ディーラーに勤めている後輩が、今なら在庫の非環境対応エンジン搭載の旧型116iをお値打ちな価格で出すとか言ってんだけど、どうよ?

御値打ちとか言われても…と疑いつつ、冷やかし半分で、紹介してもらった埼玉のディーラーに行ったら、本当にお買得な価格だったうえ、フォーカスも良い値段で下取りするとあって、こういうチャンスでもないと俺は生涯、BMWには乗れんだろうな…と思い決めました。


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車を乗り換えて数カ月経った頃、いつも顔を出している飲み会に行くと、フリーライターのワタさんと、 その古い友達で、輸入車専門の中古車販売店の元オーナーだったKさんが来ていました。

ワタさんから紹介されたので挨拶すると、Kさんは、かなり酔った様子でしたが、初対面の私に、いきなりここ10年間で乗った車を尋ねてきました。車種と乗り換え遍歴で、その人の性格や生き方がわかるそうです。

私が答える前に、横に座っていたワタさんが、コイツは今は旧型BMW116iで、その前が旧型フォード・フォーカス、その前がシオマネキ眼のフォード・モンデオだと説明すると、「ほ~お、ほ~お、ほ~ぉ」と笑顔で聞いてくれたんで、ちょっと安心。

しばらく会話が進み、旧型116iはどいう車か?という話題に。

「ドイツ車を女性に例えて、ベンツは本妻、BMWは優秀な秘書、アウディは愛人などと不謹慎な事を言う輩がいますが、まあBMWは秘書ですな」

「1シリーズなんぞは、秘書は秘書でも、酸いも甘いも知った30代前半で、ミニスカ・スーツが似合って、黒ぶち眼鏡なんぞ掛けて、髪をアップにまとめて、確実に仕事をこなす感じですな」

「アナタが、以前、乗っていた旧型のフォーカスも、まあ、秘書なんですな。ただ、彼女は、大学を出たばかりの可愛い頑張り屋。成績優秀で、気がきくし仕事も一生懸命だけど、まだ人生経験が足りない。あと、つい弱音が出ますな」

おもしろい例え話だなと感心していると、急に内容がエスカレートします。

「んで、フォーカス嬢を吊るし亀甲縛りにして、ペシペシしてやると最初は堪えるんですが、我慢の限界を越えると『あ~、御主人様、お許し下さい~』と泣きます」

「この様子が若い頃、VWゴルフ嬢や、フィアット・パンダ嬢とかと遊んだオヤジ達には、たまらなく可愛いんで、旧型フォーカスは名車だ~となるんですな」

Kさん、いきなり、御自分の趣味をカミングアウトですか?!

「で、肝心の116i嬢ですが、同じように吊るし亀甲縛りにして、ペシペシしてやると、艶っぽい声を出す。それならと、さらに抓ったり、グイグイ引っ張ってやると、同じように、イイ声を出す。調子に乗って『どうだ?感じるか?』とか尋ねると、116i嬢は、ニッコリしながら、こう言います。

『御主人様、左の乳房の縛りが甘いですよ』

慌てて、縛り直すと彼女は言います。

『大丈夫です。今度は均等ですね』

これが116i嬢ですな(笑)」



何だかわからん例え話だなと、そのときは思いました。

あれから3年余の月日が過ぎた、今週の月曜日、週末に降った雪が、まだ残る中、私は、PC修理店に預けたパソコンを引き上げるべく、116iで出掛けました。

幹線道路を走っていたら、いきなり、脇道から、爺さんの運転する軽自動車が、凍結した路面の残雪にスリップして、軽くスピンしながら、ツ~と目の前に飛び出してきました。あまりに短い距離から、あー、これはダメだ、ぶつかると思いながら、思いっきり急ブレーキを踏みました。

キーという大きな音がして、鼻先ギリギリのところで止まり、なんと、衝突せずに済みました。相手のスピン方向が私の車から遠ざかる側だったのも幸いしたようです。

サイドウインドを下ろし、「あぶないだろう!」もしくは「気をつけろ!」と言おうとしましたが、爺さんがハンドルに伏せて、ガタガタしていたのが見えたので、何も言えなかったです。

通行人の男性が、爺さんの車に駆け寄り、声を掛けたら、爺さんも我に返ったのか、車を動かしてくれ、目の前の道路が空いたので走り去りました。

実は、ちょっと手前から、その白い軽自動車を目視はしていました。ただ、幹線道に出る前に一時停止するだろうと思い、速度を落とさず50~60km/hくらいのまま直進しました。

雪の降った後なんで、相手の路面の様子にも注意し速度を落としていれば、冷やりとする事もなかったかもしれません。

それにしてもあの速度と短距離でよく止まってくれたなと車に感謝したとき「左の乳房の縛りが甘いですよ」のフレーズを思い出しました。

なるほど、kさんの車評は、間違ってはいなかったみたいです。