GUMKA工房記

GUMKAミニチュアの備忘録を兼ねた日常記です。

好きな日本語は?

昨日、遅めの昼食のために入った和風レストランにて。

テーブル席に50代くらいの男性と40代くらいの女性、その向かい側に20代の若い男女が一人づつ座っていました。

静かな店内だったので、会話が丸聞こえで、若い男女は台湾からの企業研修生で、
8か月の予定で日本に滞在し、9月で半分が過ぎたみたいな話でした。

40代の女性が二人の教官で、50代男性が、その上司のようで、男性が様々な質問をしていました。

「もう、研修には慣れた?」 

「休日にスカイツリーとか行った?」

「(研修)センターの食事は口に合う?」 

受け答えする二人の日本語は、たまに女性教官から助け舟を出されていたものの
滞在4カ月とは思えないレベルでした。もしかしたら、来日前に日本語を勉強していたのかもしれません。

「日本に来てから知った言葉で、好きな言葉はあるかな?」

まず、男性の研修生が、「以心伝心」と「思いやり」、あと「気配り」ですね、という教官も上司も喜ぶ模範回答を。

「…じゃあ、リンさんは?日本に来てから知った言葉で、好きな言葉や単語はあるかな?」

三者的観察では、リンさんという女性の方が日本語は達者でした。

リンさん 「そうですね…」

教官 「リンさんは、日本語が上手だから、私も知りたいわ」

リンさん 「ありがとうございます。そうですね…、いろいろあるけど…」

リンさん、ちょっと考える様子で、しばし沈黙。

上司 「あ~、むずかしく考えなくていいから。チョウさんみたいに単語でいいんだよ」

やがて、リンさん、思い出したという顔をし、笑顔で



「万札くずすと、すぐなくなる!」


私を含め、聞くとはなしに聞いていた店内の人が大笑でした。