GUMKA工房記

GUMKAミニチュアの備忘録を兼ねた日常記です。

パリョート・シュトゥルマンスキー・クロノグラフ

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シュトゥルマンスキー・クロノグラフは、ソ連空軍や国営航空会社の御用達で、
文字盤のデザインを変えながら現在も生産継続しており、西側諸国にもファンがいます。
私のシュトゥルマンスキーはソ連時代に、模型の実車取材でモスクワに行った際、
市内の時計店で購入しました。

動かないとか時間が遅れるなどの問題はなかったのですが、
ソ連末期や体制崩壊直後のシュトゥルマンスキーには部品の材質や、
組み立てに難有りの物もあるから、一度、オーバーホール(OH)したほうが良い」
ロシアの航空会社アエロフロートに務める友人からアドバイスされ、
彼経由で、2007年に製造元である時計会社「パリョート」にOHを依頼しました。

「きっと半年以上、音信不通だろうな」と予想したのですが、意外にも約三ヶ月程で作業完了し、
自宅に直送された書留小包を開けたら、ちゃんと診断書、六ヶ月間の修理保証書、
さらにカラー印刷の製品カタログまで付いていました。
私が今まで経験してきたロシアのサービスとは雲泥の差です。

診断書は、達筆過ぎるキリル文字の手書きのため、全く判読不能
仕方ないので、スキャンしてメールで送り、ロシア人の友人に読んでもらったところ、
「シュトゥルマンスキーが搭載するCal.3133は、パリョートが誇る
優秀なムーブメントです。貴方のムーブメントも機械的には全く問題なく、
通常作業であるパッキンなどの消耗部品の交換と注油・調整だけで済みました」 
とのこと。さっそく各部をチャックしてみると確かに竜頭が軽くなっており、
ストップウォッチのボタンの操作感も良くなっていました。

ソ連時代は、修理やOHを頼んでも、すごく時間が掛かったり、
きちんと直っていなかったりという事が間々あったそうですが、
ロシア社会の変化を感じました。